このたび、千葉県県土設備部宅地安全課主催の「千葉県被災宅地危険度判定実務研修会」に弊社が講師となり実施協力をいたしました。当日は県内各地の自治体から多くの職員の皆さまにご参加いただき、実践的な研修を行いました。
被災宅地危険度判定士（以下、宅地判定士）とは、地震や豪雨などの災害発生時に、被災した市町村や都道府県の要請を受け、宅地の二次災害の危険度を判定する土木・建築分野の技術者です。宅地判定士として活動するためには、都道府県知事等が実施する被災宅地危険度判定講習会を修了し、必要な知識と技術を有すると認定・登録される必要があります。現在、全国で4万人を超える宅地判定士が登録されています。
研修では、被災宅地危険度判定の模擬訓練として、参加者がチームに分かれ、現地調査・計測、調査票の記入、住民の方への説明までを一連の流れとして体験しました。また、「危険宅地」「要注意宅地」「調査済宅地」といった判定ステッカーの判定基準についても、実務を想定しながら確認しました。
弊社は今後も、災害時の安全確保や地域防災力の向上に貢献できるよう、千葉県と共に技術支援や人材育成に取り組んでまいります。
