南部 洋希
東関東工場技術課/
2017年入社


- HOME
- 採用トップページ
- 情熱/先輩インタビュー
- 南部 洋希
ものづくりでインフラ整備に携わりたい
私が千葉窯業の門を叩いたのは、高校時代に経験した東日本大震災が大きく影響しています。震源地から遠く離れた栃木県中部で3.11を過ごしましたが、学校や自宅周辺は停電や断水の被害に遭い、電車は運休になり帰宅困難者となる始末。大災害によって日常が一変する光景を目の当たりにしました。日本は自然災害が非常に多い国です。将来を見据える中で、「またあのような事態に陥った場合、人々の力になりたい」という考えを抱いたのは至極当然のことでした。ものづくりによってインフラ整備に携わりたい。そんな使命感を持って、コンクリート製造業に就くことを決めたのです。
「魅せる検査」でお客様の信頼と満足を得る
当社で主に取り扱うのは、工場で製造するプレキャストコンクリート製品。よく見かける道路脇の小さな縁石や側溝などもありますが、我々の主力製品は、高速道路、トンネル、暗渠などに使用する数十mもある巨大なものです。私はその製品がきちんと求められた強度をクリアし、規格に合ったものであるかを検査する品質管理を担当しています。
コンクリートの主な材料はセメント、砂、砂利。一見、簡単に作ることができるように見えるかもしれませんが、実は雨や雪などの気候や湿度によって強度が変化する生モノ。雨雲レーダーや天気予報を毎日必ずチェックして、素材の配合に微調整を加えるのも重要な仕事の一つです。
そして中でも、テストピースを粉砕したり、実際に納品する製品を使ってお客様に品質を確認していただく材料検査は、腕の見せどころ。自分の立ち位置、道具を使うタイミングなど何回もイメージトレーニングをしながら、いかにスムーズかつスマートに「魅せる検査」をできるか。信頼と満足を獲得するための下準備は大変ですが、やり遂げたときの達成感は何ものにも代えがたいです。
コンクリートの可能性を追求する挑戦者
業界のリーディングカンパニーである千葉窯業は、工場製造によって現場の効率化を図り、安定的に高品質の製品を提供しています。地下に階段状の通路を設ける階段ボックスなど、特殊製品にも積極的に挑戦し、プレキャストコンクリートの可能性を追求し続けています。
私もコンクリート製品の技術者として独り立ちし、先輩方のように日々研鑽を重ね、あらゆる対応力を身に付けていきたいです。そしていつか、多くの人やモノを繋ぐ巨大な橋梁を当社のプレキャスト商品で築き上げ、社会貢献していきたいですね。